Coinbase、暗号資産分析プラットフォームskewを買収
米大手暗号資産(仮想通貨)取引所Coinbaseが、英・ロンドンに拠点を置き、暗号資産分析プラットフォームを提供するskew(スキュー)を買収することを発表した。
We’re excited to announce the acquisition of @skewdotcom a leading institutional data analytics platform. https://t.co/5PMqOj8Oq8
— Coinbase News (@CoinbaseNews) April 30, 2021
暗号資産市場のより実用的な分析データを提供
今回の買収によりskewのデータ分析プラットフォームと、Coinbaseが機関投資家などに向けて提供する投資ツールCoinbase Primeを統合し、暗号資産のスポット市場とデリバティブ市場のリアルタイムでの追跡を強化するなど、顧客により実用的な分析データを提供することができるようになるという。
現在Coinbaseプラットフォーム上で運用されている資産は2,230億ドルに上り、その内半分強となる1,220億ドルが機関投資家によるものだという。
Coinbaseは、機関投資家向けのサービス拡充の重要性とともに今回の買収について次のように説明している。
「Coinbaseは成長する機関投資家市場にサービスを提供するという当社の取り組みを強化します。暗号資産への投資を評価する機関にとって、高品質のデータへのアクセスが不可欠であることを私たちは知っています。」
機関投資家向けの様々なプラットフォームを提供
Skewは2018年に設立後700万ドル以上の資金調達に成功し、先物、オプション、その他の投資に関するデリバティブ市場向けのデータセットを提供するプラットフォームskew Analytics(スキュー アナリティクス)や、機関投資家が暗号資産市場全体の流動性にアクセスできるようにする取引実行サービスskew Trading(スキュー トレーディング)などを提供している。