暗号資産取引所BitMEX、少なくともカナダの2つの州で利用制限！
世界最大のビットコイン（BTC）取引プラットフォームの1つであるBitMEXは、現在少なくともカナダの2つの州で利用制限されていることが明らかになった。
オンタリオ州証券委員会（OSC）からの要請を受けて、BitMEXはすぐにオンタリオ州からのカナダの投資家によるプラットフォームへのアクセスを制限したとのことです。
BitMEXがカナダで利用制限されるようになった理由
OSCの代表者は、BitMEXは規制当局との話し合いの後、オンタリオの投資家がプラットフォームにアクセスすることを制限することに合意したと述べており、オンタリオで事業を行うための規制当局の承認を保持しておらず、登録も認定もされていないと語っている。
この声明はBitMEXが2020年9月1日からオンタリオ州のユーザーへのアクセスを制限することを正式に発表した直後に発表されており、その発表の中で理由についての詳細は述べていませんが、OSCによって規制が義務付けられ旨を発表しています。
また、オンタリオ州だけがBitMEXが制限されているカナダの州ではなく、BitMEXの利用規約によると、ケベックの市民および居住者もプラットフォームにアクセスすることが出来ないようです。
BitMEXでは本人確認が強制されるように
暗号資産取引所BitMEXは2014年に設立された取引所であり、世界有数の取引所の1つになるまでに拡大成長している。
契約時プラットフォームにおいては、個別利用認証を必要としなかったが、今月14日の発表により、セキュリティー対策のためにすべての顧客に本人確認IDチェックを導入することになった。
手軽に取引可能な取引所というポジションから信頼性と健全性を備えた取引所というポジションへ舵を切ることとなり、BitMEXは新しいユーザー検証プログラムを開始する準備段階に突入していると考えられる。そして、すべてのBitMEXユーザーは6か月以内にIDチェックを完了する必要があります。
現在BitMEXは利用制限が設定されている国や地域が数多く存在している。強制的に本人確認を導入することにより、これらの利用制限が解除され、取引所として更なる発展を見込んでいる。
