Binanceが自動で取引を行う新たなDeFiプラットフォームをリリース
大手暗号資産(仮想通貨)取引所Binanceが、DeFiサービスのメリットを享受できる新しい取引プラットフォームBinance Liquid Swapを導入したことを発表した。
Binanceの流動性を利用したDeFi
Binance Liquid Swapは、ユーザーがトークンをプールすることで簡単に利益を得ることができるプラットフォームで、即座に流動性が確保されるBinanceのWebサイトから数回クリックするだけで、暗号資産の取引や管理を行うことができる。
出典:Binance
Binance Liquid Swapには自動化されたマーケットメーカー(AMM)プロトコルが使用され、ユーザーが暗号資産を交換できるようにするさまざまな流動性のプールをホストするもので、これは集中型取引所では初めての試みであるとBinanceは説明している。
取引可能なペア
提供される取引ペアは以下の3種となっている。
・USDT / BUSD
・BUSD / DAI
・USDT / DAI
Binance Liquid Swapでは、価格と取引手数料は流動性プールの資産数に依存し、これらの価格と手数料は、プールの資金を交換、追加、または削除することにより変化する。トークンをプールすることで、利息と取引手数料の一部を受け取ることができる仕組みとなっている。
8月にはインドの暗号資産(仮想通貨)取引所でBinance子会社のWazirXが、Maticネットワークと提携し、AMMプロトコル始動させることを発表しており、今後もDeFiエコシステムの開発に力を入れていくものと思われる。