Binance、日本円と連動したステーブルコイン「GYEN」の取扱を開始
大手暗号資産(仮想通貨)取引所Binance(バイナンス)が12日、GMOの米現地法人GMO Trustが発行する日本円と連動したステーブルコイン「GYEN」の取扱いを開始したことを発表した。
#Binance Will List $GYEN @GMOTrusthttps://t.co/9j4XbHjuly
— Binance (@binance) May 12, 2021
日本円に連動する暗号資産
GYENは、世界初となる米国銀行法規制を遵守した日本円と連動したステーブルコインで、法定通貨と1:1のレートで発行・換金が可能で、Binanceを通じてビットコインなどの主要な暗号資産と取引することができるようになった。
GMO Trustの親会社であるGMOインターネット(株)はGYENの利点について次のように説明している。
「法人および個人ユーザーは、GYENがブロックチェーンで実行される利点を生かし、法定通貨よりも効率的かつ、低コストで取引やヘッジ、裁定取引、セトルメント、支払いなど様々な場面で活用することが可能です。」
ボラティリティの安定を重視したステーブルコイン
GYENは、昨年5月にローンチが発表された法定通貨担保型の円ペッグ通貨で、日本円にペグされる形のステーブルコインであることから、価格の安定を可能にする暗号資産として、利用されることが期待されている。(※日本国内居住者については販売の対象外となっている)
今回のパートナーシップについて、GMO Trustの中村 健太郎氏は次のようにコメントしている。
「世界で最も取引されている通貨・ペアの一つである日本円をデジタル化し、この資産をBinanceの法人および個人ユーザーのエコシステムに提供することは、暗号資産が主流になりつつあることを象徴していると考えています。」