Binance Futuresが年度累計取引高1兆ドルを達成!

Binance Futuresが年度累計取引高1兆ドルを達成!

Binance Futuresが年度累計取引高1兆ドルを達成!

大手暗号資産(仮想通貨)取引所Binanceが運営する先物取引所Binance Futuresが、2019年度累計取引ボリュームが1兆ドルに達したことを発表した。

出典:Binance

サービス開始直後から取引高が急増

Binance Futuresは昨年9月から先物取引サービスの提供を開始したが、翌月には現物取引の出来高を上回り、ビットコイン先物取引所としても世界上位に君臨するなど、取引量が急速に増加した。

Binanceの創設者兼CEOであるChangpeng Zhao(通称CZ)氏は次のようにコメントし、ユーザー重視の姿勢がもたらした結果であることを強調した。

「私たちは、Futuresとのスポット取引で機能したものを適用し、プラットフォームの安定性、製品の革新、優れたユーザーフレンドリーなインターフェース、ユーザーサポートを保証しました。私たちは、コミュニティに最も魅力的な体験を提供し続けます。Binanceのエコシステム全体において、ユーザー中心主義は依然として中核です」

世界的にもデリバティブ取引が加速

暗号資産のデータ分析を手掛ける企業Cryptocompareの調査によると、Binance Futuresの今年8月の取引ボリュームは1,846億ドルに達し、前月比で74%もの増加が見られたという。

また、同じく暗号資産のデータ分析サイトTokenInsightの市場調査によると、2020年第1四半期と2020年第2四半期はそれぞれ2兆ドルを超え、2020年第2四半期のボリュームは2019年第2四半期より165%増加しており、グローバルな暗号資産デリバティブ取引が加速していることを示している。

仮想通貨保険会社Evertasの調査によると、機関投資家などの参入により、今後5年間でビットコインやその他の暗号資産への投資レベルが大幅に増加することが予想されており、今後デリバティブ取引についても同様に拡大していくものと思われる。

関連:機関投資家、今後5年間で暗号資産への投資レベルを大幅に増加させる:調査Evertas