仮想通貨取引Binanceが、新たに15の法定通貨のフィアットゲートウェイを追加
大手仮想通貨(暗号資産)取引所Binanceが、機関投資家などにデジタル資産を含むカストディサービスをグローバルに展開するEtana Custody Ltd.とのパートナーシップを通じ、新たに15の法定通貨に対応した預金サービスを提供するフィアットゲートウェイの導入を発表した。
追加される15の法定通貨
今回新たにサポートされる法定通貨は、アラブ首長国連邦ディルハム(AED)、オーストラリアドル(AUD)、カナダドル(CAD)、スイスフラン(CHF)、チェココルナ(CZK)、ユーロ(EUR)、イギリスポンド(GBP)、香港ドル(HKD)、デンマーククローネ(DKK)、ハンガリーフォリント(HUF)、メキシコペソ(MXN)、ノルウェークローネ(NOK)、ニュージーランドドル(NZD)、ポーランドズウォティ( PLN)、スウェーデンクローナ(SEK)の15種。
出典:Binance
ユーザーはBinanceアカウントとEtanaアカウントをリンクさせ、銀行口座からEtanaに直接資金を入金することで、対応するBinanceアカウントに即座に残高を反映することができる。
170以上の法定通貨をサポート
このパートナーシップにより、ヨーロッパ、アジア、北米、オセアニアの市場全体で、より安全でシームレスなフィアットオンランプ(法定通貨から仮想通貨への交換サービスの場)が提供されるという。
Binanceの創設者でCEOのジャオ・チャンポン(CZ)氏は次のようにコメントし、今後もサポートを拡げていく考えだ。
「Binanceでは、複数の法定資産からデジタル資産へのゲートウェイを立ち上げることにより、グローバルなデジタル資産の採用を促進することに取り組んでいます。Binanceのフィアットゲートウェイは、世界の170を超える国と地域をカバーしており、世界中で暗号通貨をより利用できるようにするために、さらに追加を続けています。」