仮想通貨取引所Binanceが、インドのDeFiに焦点を当てた新たなプログラムを開始
大手仮想通貨(暗号資産)取引所Binanceが24日、インドのDeFi(分散型金融)に焦点を当てた、ブロックチェーンエコシステムの開発を支援するプログラムBuild for Bharatを開始することを発表した。
DeFiに焦点を当てた初の試み
Build for Bharatは、Google Cloud、Matic Network、Marlin Protocol、Band Protocol、Ankrクラウドインフラストラクチャの支援によるハッカソンと、Binanceとその子会社であるインドの仮想通貨取引所WazirXが主導するイニシアチブPolarisが支援するアクセラレータープログラム(大手企業や自治体が、スタートアップ企業などへの投資や支援を呼びかけ、成長加速を促すプログラム)の2つで構成される。
出典:Binance
本プログラムはDeFiに焦点を当てた最初のハッカソンとアクセラレータープログラムであるとのことで、取り組みと今後の展望についてBinanceは次のように説明している。
デジタルアセットとブロックチェーンテクノロジーを活用したユニークでクリエイティブな製品を構築することにより、インド中のクリエイター、イノベーター、およびビルダーを招待し、彼らの才能を紹介します。このプログラムは、金融主権を広め、すべての人にブロックチェーンをもたらすという私たちのビジョンと強く一致しています。
ブロックチェーンエコシステムの発展を継続して支援
Binanceは今年3月、昨年11月に買収したインドの仮想通貨取引所WazirXとともに、インドのブロックチェーンエコシステムの発展を支援するためのファンドBlockchain For Indiaを立ち上げ、Polarisなどの開発促進プログラムを通じて発展のためのサポートを継続していた。
Build for Bharatへの参加申し込みは、8月24日〜9月11日までの期間で受け付けており、優勝チームにはPolaris を介した資金面の支援や、Binanceチェーン、Binance Cloud、Binance Launchpad、Binance DEXなどで構成されるBinanceのブロックチェーンエコシステムからのアクセスとサポートを受けることができるとのことだ。