暗号資産取引所Binance、TRON保有者向けのBitTorrentエアドロッププログラムの中止を発表!
15日、暗号資産取引所Binance(バイナンス)は同社が提供しているTRON(TRX)保有者向けのBitTorrent(以下BTT)エアドロッププログラムの中止を発表しました。
BTTエアドロッププログラムとは
BTTエアドロッププログラムは、2019年にBTT Foundation(以下BTTF)によって開始されたプログラムであり、BTTを使用することによりBTT Speed、BTFS、およびBTTプロトコルを使用して、インターネット使用時におけるダウンロードとアップロードの速度を向上できるプログラムであり、TRXの既存保有者に新規で追加の機能を提供するプログラムである。
現在、既に16ラウンドのBTTエアドロップが行われており、BTT Speedプログラムは月間約1200万人以上のユーザーが利用しているとのことです。
インターネットエコシステムBitTorrentの価値
インターネットエコシステムBTTは2000年代初頭に誕生しており、現在は世界最大の分散型エコシステムに成長している。システムの利用先は様々であり、政府や企業などの団体のみならず、個人の利用も多く報告されている。
主にファイル共有する目的で利用されることが多く、分散データベースによりデータの管理を行い、世界のインターネットトラフィックの大部分を占めるようになった。そして、TRONエコシステムおよびBTTトークンとのシステム統合されるに至り、利便性はさらに強化され、BTTエコシステム内において更なる追加機能を設定することが可能になりました。
現在BTT Speedは月間約1200万人以上のユーザーが利用しており、BTFSには1日平均10,000以上のノードがあり、BTTを利用した多数のユーザーが、BTTを使用してダウンロードを行った場合のダウンロード速度が40%から300%向上したと報告しています。
BTTエアドロッププログラムの終了後の流れ
2020年5月11日までに、既に16ラウンドのBTTエアドロップをTRXの既存保有者に対して完了しており、99,990,000,000 BTTの合計プールから合計25,987,500,000 BTTをエアドロップしている。
BTTFは、BTTエアドロッププログラムの終了後、合計プールに残っている74,002,500,000 BTTのすべてをBTTコミュニティへの報酬として予約しており、分散ファイルストレージ、シード、および送信活動への参加を奨励します。
詳細については、BTTFが近い将来に発表する予定であるとのことです。