WoToken、主犯格を含むプロジェクト関係者ら6人逮捕!被害総額は約1070億円

WoToken、主犯格を含むプロジェクト関係者ら6人逮捕!被害総額は約1070億円

WoToken、主犯格を含むプロジェクト関係者ら6人逮捕!被害総額は約1070億円

昨年より詐欺の疑いが持たれていたWoToken(ウォトークン)のプロジェクト関係者6人が、中国警察に逮捕されていたことが裁判所の資料により分かった

14日に塩城市浜海県人民法院で法廷が開かれ、WoTokenは2018年7月~19年10月までの間におよそ10億ドル(約1070億円)の仮想通貨を騙し取ったとし、この事件に関わったとされる6人の被告に対し懲役刑が言い渡された。

6人はいずれも無罪を主張したが、似たような手口で昨年詐欺と断定し逮捕者が出たPlusToken(プラストークン)同様、WoTokenも典型的なネズミ講である大規模ネットワークMLM詐欺であるため言い逃れはできないだろう。

また、逮捕された6人の被告のうち1人はPlusTokenによる詐欺事件にも関与していたという。

被害総額およそ10億ドルの仮想通貨を搾取

複数の中国メディアの報道によると、WoTokenのユーザー登録数は計 715,249、被害総額はおよそ10億ドル(1070億円)にものぼる事が明らかになった。

これはおよそ29億ドルを騙し取った史上最大の仮想通貨詐欺と言われるPlusTokenに次ぐ規模だ。

被害額10億ドルの内訳は以下の通りとなっている。

ビットコイン  46,000 BTC
イーサリアム  2,039,000 ETH
ライトコイン  292,000 LTC
ビットコインキャッシュ  56,000 BCH
イオス  684,000 EOS

2019年に相次いだ高配当ウォレット詐欺

2019年には“仮想通貨を預けておくだけで毎日高配当が得られる”といういわゆるHYIPウォレットと呼ばれるネズミ講方式で会員数を増やすプロジェクトが次々と登場し、Twitterやブログなどでは勧誘やポジティブな投稿が目立っていた。

その中でも月利30%のPlusToken、月利6~20%のWoToken、SBlockは会員数も多く投資案件として人気だったが、PlusToken、WoTokenは詐欺と断定し逮捕者が出ている。

SBlockに至ってはSBlockが発行する仮想通貨SBCが、上場時に付けた最高値の1/100程になっているほか、手数料40%へ引き上げ、出金停止、さらには運営陣がすでに行方をくらましたという噂もあるだけにほぼほぼ詐欺確定といって間違いないだろう。

2019年にあれだけSNSで見かけていたHYIPウォレット関連の投稿も今では見かけなくなった。