DeFiプロトコルUniswap、取引量が1,000億ドルを突破!
主要なDeFiプロトコルであるUniswapの取引量が、1,015億ドル(約10.7兆円)に達したことが明らかになった。
1,000億ドルを処理する初のDeFiプラットフォーム
Uniswapプロトコルの作成者であるHayden Adams氏のツイートによると、Uniswapの分散型取引所で処理されたトランザクションが1,000億ドルを突破し、15日時点のデータで累積ボリュームが1,015億ドルであることを示した。
🦄 @Uniswap just became the first decentralized trading platform to process over $100b in volume – an exciting milestone for DeFi 🚀 pic.twitter.com/hUoM36aG6A
— Hayden Adams 🦄 (@haydenzadams) February 15, 2021
Adams氏によると、1,000億ドル以上のボリュームを処理する初のDeFiプラットフォームとなるという。
チャートによると、DeFi相場が過熱し始めた2020年後半から取引ボリュームが急増しているのが判り、DeFiガバナンストークンの急速な普及やDEX(分散型取引所)の拡大などとともにUniswapが急成長したことがうかがえる。
Uniswapとは
Uniswapプラットフォームは、2018年にイーサリアムブロックチェーン上に構築されたオープンソースのDEXで、Binanceなど通常の集中型取引所とは異なる。
特徴的なポイントとしては、ユーザーの個人的なウォレットとUniswapが直接取引を行うため、ハッキングや内部不正による資産の盗難リスクが存在しないことや、高額な取引手数料を取られることもない。
Uniswapは昨年9月、ガバナンストークンであるUNIを発表し、現在Binanceなどの大手暗号資産(仮想通貨)取引所でもサポートされている。
UNIトークンは、UniSwapから派生したDEXであるSushiSwapの台頭など、ガバナンストークンの流動性マイニングの流行に対抗してリリースされた形となったが、現在UNIトークンの価格についてもリリース当初から5倍以上上昇しており、今後も注目されるトークンの一つとなっている。