DLT関連企業では初!リップル社、金融通信の国際規格[ISO20022]参画!
リップル社は金融機関間における金融通信メッセージの国際規格「ISO20022」の標準化団体に参画したことを明らかにした。
DLT(分散型台帳技術)に特化した企業が、同団体に参加したのはリップル社が初となる。
ISO(国際標準化機構)とは
ISO(国際標準化機構)は、164の加盟国のメンバーで構成される非政府組織であり、世界的な独自規格、産業規格、および商業規格を推進する標準化組織だ。
製品や技術、ヘルスケアに至るまで、すべての項目をカバーする2万を超える基準が設定されており、国際的な共通基準を設けることで、安全で信頼性の高い高品質な製品、サービスを提供することを目的としている。
金融サービスで広く使用される「ISO 20022」
ISO 20022は、金融機関間の電子データ交換に関するISO規格であり、支払い取引、証券取引、クレジットカードやデビットカードの取引などの金融機関間で転送される財務情報が対象となっている。
今回参加したリップル社の他、欧州銀行、イングランド銀行などの金融機関をはじめ、SWIFT(国際銀行間通信協会)や、大手決済企業のMastercard、VISA Internationalなども加盟している。
主に金融サービスで広く使用されるISO 20022はすでに70か国以上で導入されており、今後数年以内に世界の金融取引の87%がサポートされる見込みだ。
世界中の金融機関との提携を進めるリップル社は、ISO 20022が「新しいグローバル標準である」とし、グローバルな相互運用性を可能にする次のステップとしてISO 20022標準化団体に加盟したという。