リップルが仮想通貨XRP関連詐欺の見抜き方を公式声明
リップル社は、2020年3月25日に仮想通貨XRPに関する詐欺行為の見抜き方についての公式声明を行いました。
仮想通貨を巡る状況は日々更新されており、日本でも従来から報じられてきたように、仮想通貨投資家をターゲットとした詐欺行為も世の中に蔓延している状況です。
具体的には、知名度の高い企業や有名人のソーシャルメディアを悪用して、フォロワーに対して事実とは異なる情報を拡散することにより、詐欺を行うことなどが横行しています。
これまでの甚大な被害の状況を受けて、リップル社は独自の考えを注意喚起しました。
「ギブアウェイ詐欺」を見つける方法
ギブアウェイ詐欺とは、一旦情報が公開された仮想通貨に送金を行うことにより、利息やトークンなどの付加価値をつけて返納する仕組みをとることにより、当初に送金した金額より多くの金額を取得することができることをうたって行われる詐欺の業界用語のこと。
リップル社は公式声明内において、仮想通貨を無料でプレゼントした実績はなく、これからも行う予定がないことを発表しており、今後も予測される詐欺行為についての対処法や、アドバイスも公表しました。
公表した詐欺行為のケースとしては、以下の項目が挙げられています。
- 金品や個人口座情報を要求するケース
- 有名人や企業名になりすましをするケース
- 偽アカウントを用いるケース
ギブアウェイ詐欺は、多くの場合、報酬を受ける際には先に送金をしてもらうか、個人口座情報の提供を求められることになります。
通常行われるキャンペーンなどの懸賞は、返納の際の個人情報を求められることはあっても、金品の要求を求められることはありません。
また、情報の提供元として企業や有名人が情報の提供をしているように装い事実誤認させる行為や、偽アカウントを作成して資金を不正取得することを目的として行われることもあると注意喚起しています。
リップル社が詐欺行為を行った者に対して行う対応
リップル社は外部の専門家に依頼して、常に詐欺行為が行われていないかのセキュリティーチェックを行っており、詐欺行為が判明した場合にはその削除依頼を出すなどの対応を行っています。
セキュリティー対策を整えてはいますが、詐欺行為と取締りは常にいたちごっこの関係にあり、すべての詐欺行為を完全に防止することは難しい状況。
仮想通貨業界は信頼と安全性がとても重要であるが、お金があるところには常にそれを狙う者がいるため、投資家自身がそのことを忘れないで行動することが重要になる。
最後にリップル社は「投資家は悪意のある有害な詐欺行為の犠牲になる必要はありません。」と説いています。