仮想通貨Libraの専用ウォレット「Calibra」の名称から「Novi」に変更!
Facebookが主導する仮想通貨Libra(リブラ)の専用ウォレット「Calibra(カリブラ)」の名称が「Novi(ノヴィ)」へと変更されたことが明らかになった。
また、専用ウォレットを開発するFacebookの子会社名も「Calibra」から「Novi Financial」となっている。
新名称「Novi(ノヴィ)」の由来・経緯
(出典:Noviサイト)
新名称Noviは、ラテン語の「novus(意味:新しい)」と「via(意味:道)」からインスピレーションを得たものされている。
新ロゴマークのメインカラー(紫色)は変わっていないないが、「O」の部分にはLibraのロゴの波型の模様が使用されている。
変更理由には、Facebookの子会社のCEOであるデビッド・マーカス氏は「Calibra(カリブラ)」の名前が「Libra(リブラ)」と似ており、混乱を引き起こしたため、ブランドを変更したと語った。
そして、Calibraから名前を変更したが、世界中の人々が手頃な価格の金融サービスにアクセスできるようにするという長期的な取り組みを変更はしてないともコメントしている。
以前には、他社「Current」のロゴデザインと酷似しているとして、商標権侵害で訴訟にまで発展した事もあり、今回のリブランディングにより差別化が図れたことにより、由来通りの「新しい道」が開かれたこととなる。
ウォレットアプリ「Novi(ノヴィ)」とは
NoviのウォレットアプリはApp StoreとGoogle Playで独立して利用できるほか、WhatsAppやFacebookのMessengerにも組み込まれ、世界中で誰でもどこでもシンプルにメッセージを送るのと同じくらい簡単に送金できることを目的にしている。
すべてのプラットフォームでユーザーは政府のIDを使用して登録する必要があり、不正防止機能がアプリ内に組み込まれ、 また、ユーザーは24時間年中無休のチャットベースのサポートにアクセスできるとされている。
もし、詐欺が発生した場合、ユーザーは全額返金を受ける資格があると説明されている。
NoviまたはLibraの発売日を発表されていませんが、Libraネットワークが利用可能になったときにNoviの「初期バージョン」が発売されること目指しているという。
Libraプロジェクトへの関心が高まる
FacebookはLibraを巡って、規制当局や政府が金融犯罪の観点からそのリスクについて強く懸念されきた。そのことにより、Libra協会に参加予定であった大手企業らVISA、マスターカード、PayPal、eBayなどの脱退も相次で話題となった。
しかし、同プロジェクトは2020年4月に、これまで目指していた「バスケット型」から、単一通貨を裏付けとしたステーブルコインの開発へと大幅な方針転換をしたことにより、新たにシンガポールの政府系ファンド「テマセク」などが加盟。
ここに来てLibraプロジェクトへの関心が高まっている。引き続き今後の発展に期待と注目が集まります。