米仮想通貨取引所Coinbase特許取得！「ビットコインをメールアドレスに送信！」
米仮想通貨取引所「Coinbase（コインベース）」が、Eメールアドレス宛てにビットコイン（BTC)を送金する技術を17日に特許取得した事が明らかになった。
この特許は2015年3月17日に申請されており、米国特許商標庁によって2019年12月17日に公開されました。
公開書類の冒頭に「Send cryptographic currency to email address/暗号通貨をメールアドレスに送信する」また、発明者欄には同取引所のCEOであるブライアン・アームストロング（Brian Armstrong）氏の名が記載されている。
公開書類の中に幾度となく「Bitcoin」の文字はあるが、他の通貨の名称は記載されていない為、この特許はビットコインに絞った特許の可能性がある。
仕組みは、まず送金者へ送金のリクエストを行い、リクエスト承認後、「送信者のウォレット」から「受信者メールアドレスに対応したウォレット」へと自動的に指定した額の仮想通貨が送金されると説明されている。
送金者が支払いを確認し、取引が完了するまでに48時間を要するという。また、ビットコインの送金手数料は発生しないとされている為、送金に必要な手数料はCoinbaseが負担する形になるという。
現時点はCoinbaseのウォレットでの説明の為、他社のウォレットを使用しての送金条件はわからない。
しかし、今回の特許技術が利用され、慣れ親しんでいるメールアドレスから簡単に仮想通貨を送金できる事になれば、この分野での仮想通貨の利便性は格段に向上する事が期待される。
今後、Coinbaseの特許技術に関連するサービスが一般ユーザーにとって仮想通貨を送金する目的・用途・メリットを見出せる物だった場合には今回の特許技術は一気に活用されるかもしれない。
今年3月にはGoogle Chromeの新しい拡張機能を通じて、ユーザーはGmailでXRPを相互に送信できるようになった事で話題となりました。
