中国の大手仮想通貨マイニング企業「Canaan」、ナスダックにIPO申請!
28日、中国の大手仮想通貨マイニングマシン企業のCanaan Creative(カナン)社はアメリカ株式市場Nasdaq(ナスダック)に、新規株式公開(IPO)申請をした。
ティッカーシンボルは「CAN」。資金調達の目標額は4億ドル(約430億円)とのことです。
SEC(米国取引委員会)に申請された内容によると、Canaanは、2018年の会計年度に3億9400億ドル(約425億円)の売り上げていたが、2019年では、これまでに4580万ドル(約50億円)の損失を出しています。
しかし、2019年上半期ではCanaanのビットコインマイナーシェアは世界の約22%を占め、最大手Bitmainに次ぐトップ企業の1社となります。
世界最大手Bitmainは3月に香港証券取引所にIPO申請を行っていたが失敗。Canaanも同様、上場に失敗しています。
その理由として仮想通貨市場全体の下落基調が続いた2018年時にはマイニングをするほど赤字状況となっており、マイニング企業の事業縮小や撤退などが相次いで起きた。
マイニング事業の安定性や持続性といった面での懸念。そして、市場の不確実性が香港で難航していた原因とみられている。
そこで今回は現時点で、同社は収益が減少傾向にはあるが、仮想通貨取引所への出資や仮想通貨へ友好的な発言があるハイテク株中心のNasdaqへのIPO申請となる為、認可するのか注目が集まります。
また、CanaanのIPOが認可された場合、マイナー企業で初の米国株式市場への上場となる。