仮想通貨Libraの専用ウォレット「Calibra」、他社のロゴパクリ疑惑で訴訟へ!
Facebookの仮想通貨Libraの専用ウォレット「Calibra」のロゴが他社(Current)のロゴデザインと酷似しているとして、商標権侵害で訴訟にまで発展した事が明らかになった。
「Current(カレント)」というモバイルバンクが提起した訴訟によると、Calibraのロゴは「Currentのマークと紛らわしいほど類似しているだけでなく、事実上同一である」と主張。
Currentは2006年立ち上げの上場企業。主に若者を対象に、一般の銀行口座を開くのが難しい人でもオンラインの預金口座を開設できるサービスを提供しており、現在40万の口座を運営している。業種としてCalibraと非常に近い。
現在、Currentは暫定的差止命令および金銭的損害賠償を求めているという。
今年6月、「Current」の公式Twitterにて、同社のロゴと酷似している事を指摘した。以下のTwitterに投稿されている画像でわかるように、ロゴは非常によく似ています。
this is what happens when you only have 1 crayon left pic.twitter.com/2JY5JfesQD
— Current (@current) 2019年6月19日
これは、クレヨンが1つしか残っていないときに起こります。
また、興味深いのはサンフランシスコのデザイン会社「Character(キャラクター)」が「Current」と「Calibra」両方のロゴデザインを担当した事が判明している。Currentのロゴは2016年に作成されたもの。
まだ、どのような経緯でこのような事が起きたのかは不明だが、Characterは、訴訟の被告としても指名されている。
前途多難の「Libra」
Facebook主導のLibraプロジェクトは2019年6月に発表されてから、各国政府や中央銀行など規制当局から厳しく監視され、先日11日にはLibra協会より決済事業者が複数社が撤退する事態となり打撃を被ってた。
色々と問題が多くなっている中、今回の法的な問題が浮き上がってきた。