仮想通貨取引所「BITPoint」、HPから「安心・安全のセキュリティ」の表記が消えた!|流出額の詳細報告(二次報告)
14日、株式会社リミックスポイントの完全子会社ビットポイントジャパンが運営する仮想通貨取引所BITPointのホームページの一部が変更されている事が明らかになった。
今月12日、同取引所は仮想通貨に不正流出された当初は流出額は35億円と報告されていた。流出した35億円の仮想通貨のうち、顧客預かり分が25億円、ビットポイント保有分が10億円とされた。(一次報告)
そして、変更前までのホームぺージには「BITPointが選ばれる4つの理由」と題され、一番上には「安心・安全のセキュリティ」と記載されていた。
その下には当社独自のウォレット管理・マルチシグ対応・不正な外部侵入への防御・SSL暗号の説明もされていた。
出典:bitpoint公式サイト
変更後には「BITPointが選ばれる3つの理由」と記載変更がされた。その後、「選ばれる理由」へと記載変更されている(現時点14日23時時点)
その選ばれる理由には以下の3つが記載されています。
- 各種手数料無料
- 充実した取引ツール
- 電話サポート
出典:bitpoint公式サイト
約35億円以上の被害の不正流出が発覚した事により、「安心・安全のセキュリティ」の表記がある事が不誠実だと判断をした結果なのか、上記のように対応されている。
ビットポイントジャパンの不正流出後の対応は以下のようにアナウンスされていた。
原因の究明、流出額の特定、被害の最小化等の対策を行い、詳細が判明次第、速やかに公表する予定である。ユーザーからの預かり資産に被害が生じないように、BPJ において補償するなど、責任をもって対応する方針である。
今後、どのような流れでどれくらいの期間で流出した資金の補てんをしていく事になるのか、後の発表が注目が集まる中、1発目のアクションとしてホームページの一部記載変更がされたのだ。
SNS上では一部「先にやる事があるのでは?」「早くユーザーへの補償の詳細説明を!」といったコメントも挙がっていた。
二次報告
そして、同日14日に、約30億2000万円以上の被害があった事が報告された。流出した約30億2000万円の仮想通貨のうち、顧客預かり分が20億円6000万円、ビットポイント保有分が約9億6000万円とされている。
顧客の預り仮想通貨等については以下のようにコメントされている
お客様預り仮想通貨の全種類(ビットコイン、ビットコインキャッシュ、イーサリアム、
ライトコイン、リップルの5銘柄)及び全量につき、流出分相当の仮想通貨を調達するなどして、既
に保有しております。
なお、お客様預り法定通貨につきましては、流出しておらず、安全に保管しております。
また、同社の連結業績に与える影響については、現在、引き続き精査しており、詳細が判明し次第、報告されるという。