多くの中国投資家がOTC取引にて仮想通貨取引が行われた
7日、中国関連ニュースサイト「cnLedger」のTwitterにて、4月初めの仮想通貨市場の高騰により多くの中国人投資家がOTC取引を通して取引を行った事が判明した。
先週、ビットコインが1000ドル以上急騰した事で、OTC取引に中国人投資家が殺到し、中国人民元で支払われる料金が高騰したという。
1/ Chinese markets reveal strong buys. OTC (Over-The-Counter) trades, the almost only way to buy bitcoin with fiat in China, showing considerable $ premium (1 USDT = 7 CNY) over the official rate of 1 USD = 6.7 CNY. pic.twitter.com/bd0n0DGFVU
— cnLedger (@cnLedger) 2019年4月8日
中国市場で仮想通貨の買いが強まっている事が明らかになっています。通常価格1USDT=6.7CNYより0.3CNY高の4.3%のプラス乖離となり、OTC取引で多く利用されるUSDT価格にプレミアが発生。
中国では仮想通貨の規制が厳しく、中国での仮想通貨取引所の禁止やICO(Initial Coin Offering)が禁止されている。また、中国の金融規制当局はビットコインマイニング業者に対して、事業を制限するよう求め、マイニング量は次第に減っています。
その理由として、中国政府は人民元の価値の流出や、ICOによる詐欺を防ぐためと考えられる他、中国当局による管理の目論みも見え隠れするといった見解がある。
その厳しい規制のの中、中国人が仮想通貨を購入する為の選択肢は極めて少ない。その方法の1つとして買い手と売り手が直接取引を行うOTC取引により、USDT等のステーブルコインを購入し、他の仮想通貨に交換する事が挙げられます。
その一方で、ブロックチェーン関連には積極的に取り組んでおり、先日、2018年末時点で中国のブロックチェーン関連のプロジェクト数が世界1でリードしている事が報じられている。
世界最大人口数を誇る中国の規制関連はもちろん中国投資家の動向にもさらなる注目が集まります。