PayPal所有の決済サービスVenmo、暗号資産取引サービスを開始
米の大手決済企業PayPalが所有するモバイル決済サービスVenmoが、アプリを通じて暗号資産(仮想通貨)の売買や管理を行うことができる新たなサービスの提供開始を発表した。
アプリを通じて簡単に取引可能
VenmoはSquareなどと肩を並べる大手決済サービスで、7000万人を超えるユーザーが、アプリを通じて簡単に暗号資産の売買などを行うことが可能になったという。
現在取り扱いが可能となっているのは、ビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH),ライトコイン(LTC)、ビットコインキャッシュ(BCH)の4種で、わずか1ドルの資金で購入することができるという。
また、暗号資産の購入以外にも、通貨の傾向を表示したり、アプリ内ガイドやビデオにアクセスすることで、暗号資産に関する一般的な知識など、より詳しく知ることができるプラットフォームなども提供する。
VenmoのSVP兼GMであるDarrellEsch氏は次のようにコメントしている。
「私たちの目標は、顧客が簡単に暗号資産の売買プロセスを簡素化できることで、そのために消費者が抱く可能性のある一般的な質問や誤解のいくつかをわかりやすく説明するプラットフォームを提供しています。」
暗号資産の普及促進に尽力
PayPalは今年3月、イスラエルの仮想通貨カストディ企業 Curv の買収を発表した他、米国内のユーザー向けに暗号資産での決済サービス「Checkout with Crypto(チェックアウトウィズクリプト)」の提供を開始するなど、暗号資産の普及促進に力を入れている。