MicrosoftブラウザEdgeがマイニングマルウェアからユーザーを保護

MicrosoftブラウザEdgeがマイニングマルウェアからユーザーを保護

MicrosoftブラウザEdgeがマイニングマルウェアからユーザーを保護

Microsoftが開発しているChromiumベースのウェブブラウザ「Edge」が、仮想通貨のマイニングマルウェアなどユーザーが意図せずPCに損害を与える悪意あるプログラム等の「不要と思われるアプリケーション(PUA)」を、事前にブロックする機能などを追加した最新バージョンをリリースした。

PUAは、特定の種類の望ましくない動作のために、Microsoft Defender ATPによって評価された評判の悪いアプリケーションを指すこともあり、次のようなものが例としてあげられる。

  • 広告ソフトウェア:Webペー ジに広告を挿入するソフトウェアを含む、広告またはプロモーションを表示するソフトウェア。
  • バンドルソフトウェア:同じエンティティによってデジタル署名されていない他のソフトウェアのインストールを提供するソフトウェア。また、PUAとして認められる他のソフトウェアのインストールを提供するソフトウェア。
  • 回避ソフトウェア:セキュリティ製品の存在下で異なる動作をするソフトウェアなど、セキュリティ製品による検出を積極的に回避しようとするソフトウェア。

このようなソフトウェアを意図せずにインストールしてしまうと、PCのパフォーマンスやユーザーの生産性を著しく低下させてしまう恐れがある。

増加傾向にあるサイバー攻撃

1月には、プロバスケットボール(NBA)の元スーパースター、コービー・ブライアント氏の悲劇を利用して、ブライアント氏の壁紙に仮想通貨マイニングを行うためのスクリプトを埋め込む「Web閲覧型クリプトジャッキング」と呼ばれる手口が見られたことをMicrosoftが公表していた。

上記の新機能(80.0.338.0以降のEdgeバージョンで利用可能)はデフォルトではオフになっていますが、プライバシーとサービスの設定パネルでオンに切り替えることができます。

ただし、意図しない仮想通貨マイニングを含むサイバー攻撃はここ数年にわたり増加傾向にあり、非ブラウザベースでの方法による攻撃には注意したい。