香港上場企業が、総額4,000万ドルのビットコインとイーサリアムを購入
画像処理や動画編集ソフト及び技術開発を行う香港上場企業Meitu, Inc.(美図之家)が、暗号資産(仮想通貨)への投資として、総額4,000万ドル(約43億円)のビットコインとイーサリアムを購入することを発表した。
資産配分戦略の一環として暗号資産へ投資
Meituグループは3月5日、取締役会の承認を得た「暗号資産投資計画」にもとづき、ビットコイン379.1BTC、イーサリアム15,000ETHをそれぞれ2,200万米ドルおよび1,790万米ドルで購入したことを明らかにした。
同社では、ブロックチェーン業界はまだ初期段階にあり、暗号資産についても、現金以外で資産を保有する多様な方法の一つとして、価値を評価する十分な余地があるとの考えから今回の投資に至ったという。また、グループには技術の進化を受け入れるというビジョンと決意があり、ブロックチェーン業界への進出を準備していることのデモンストレーションという重要な意味合いも含まれるとのことだ。
ビットコインについては、交換可能性、携帯性、法定通貨の減価に対する効果的なヘッジとして機能する可能性など、様々な優れた機能があるとし、次のように評している。
「これらの機能のいくつかは、ビットコインを、金、宝石、不動産などの他の価値のある代替ストアよりも優れた形式にする可能性さえあります。」
早い段階からブロックチェーン技術への投資に注目
Meitu の創設者でCEOのWensheng Cai氏は、ブロックチェーン技術について早くから注目しており、2014年には大手暗号資産取引所OKCoinに出資し、ビットコインも購入している。
Cai氏は以前、ブロックチェーン技術について次のように説明し、早い段階での投資が必要であるとの考えを示していた。
「インターネットがすべてのセクターを小売からメディアに変えたのと同様に、ブロックチェーンもエンターテインメント、ソーシャルメディアからeコマースまで各業界を揺るがすことになるでしょう。」