ヨーロッパ5カ国が公開を阻止を目的に反リブラ同盟を締結!
30日、ヨーロッパ経済圏のうち5ヵ国(フランス、ドイツ、スペイン、イタリア、オランダ)は、Facebook主導の仮想通貨である「Libra」について、可能な限り欧州での公開を阻止する意図を目的とした非公式の会合を開催したとPolitico Europeが報じた。
この会合は10月28日にフランス主導で行われており、Libra協会の参加企業にLibraプロジェクトの遂行を諦めるよう圧力をかけ、また、EU全体にも公開の阻止を呼び掛けていくと報じた。
先月には「Libra」プロジェクトから、PayPalが撤退したが業界大手のVisa、Mastercard、eBay、Stripe、およびMercado Pagoも同様に協会から撤退しました。
しかし、EU全体にLibraプロジェクトの禁止を求めることについては法的根拠が必要とされ、禁止を求めることは難しいとの声もあがっている。
Libraの公開阻止を目的に活動するならば、適用されるルールの詳細を把握し、Libraを禁止する法的根拠を規制当局や政府に提示する必要があると報じた。
今回の報道によると、反リブラのグループは「EUが規制できない限り、リブラの公開は許可されない」との声明を12月に発表予定で動いている。
以前から欧州を中心に厳しい目を向けられており、特にドイツとフランスの規制当局から強い懸念の声が上がっている。今後のLibraプロジェクトとヨーロッパ経済圏の関係性にはさらなる注目が集まります。