ソーシャルアプリIMVU、SEC公認の独自暗号資産VCOINをリリース

ソーシャルアプリIMVU、SEC公認の独自暗号資産VCOINをリリース

3Dアバターを用いて仮想世界でコミュニケーションを行うことのできるソーシャルアプリIMVUが、独自暗号資産(仮想通貨)となるVCOINをリリースしたことが明らかになった。

証券としての登録なしで提供可能

米テック系情報サイトVentureBeatによると、本日1月12日より、IMVUユーザーがアプリ内でのアイテム購入、贈与、保持、獲得、およびリアルマネーとの交換が可能となるVCOINをリリースした。

VCOINのリリースにあたっては昨年11月、米国証券取引委員会(SEC)がIMVUに対してノーアクションレター(法令適用事前確認手続)を発行しており、投資や利益を得るための証券とは見なされず、登録を必要とせずにトークンを提供することが可能だ。

これは米国史上3番目の事例で非常に稀なケースとなる。

これについてIMVUのCEOであるDarenTsui氏は次のように述べている。

「今回のSECのノーアクションレターは大きな意味をもつ。人気ゲームRoblox(ロブロックス) や Fortnite(フォートナイト)など、仮想世界の他のオペレーター は、IMVUと同じガイドラインに従っている限り、この判決の恩恵を受ける可能性がある。」

口座やウォレットを使用せず直接支払が可能

IMVUには、世界140ヶ国に700万人のアクティブユーザーがおり、既に月間2750万の取引トランザクションが処理されている。現在、市場には5,000万を超えるアイテムがあり、カタログには月に40万アイテムが追加されるという。

VCOINの導入により、ユーザーは銀行口座や特別なウォレットなしにプラットフォーム上で商品やサービスの支払いを行うことが可能となる

VCOINはブロックチェーンで管理されており、ユーザーが個別のウォレットに転送した場合は、通常のERC-20トークンとして機能する。

トークンには基本的に価格変動がなく、250 VCOIN=1ドルの固定価格で取引されるという。