米大統領選決着か!バイデン氏の勝利が確定しビットコイン急落
世界中で注目を集める2020年米大統領選挙は、ついに決着が付いた。
複数の米メディアの報道によると、第44代バラク・オバマ政権で副大統領を務めた民主党候補のジョー・バイデン氏は、11月3日から行われていた選挙開始から4日目となる11月7日に、激戦州であるペンシルベニア州での勝利が確定したことで、過半数となる270人を超える290人を獲得し、第46代米大統領として当選した。
出典:The Associated Press
これにより、民主党が4年ぶりに政権を奪還することとなるが、再選を目指す共和党のドナルド・トランプ大統領は徹底抗戦の構えを見せており、複数の州で郵便投票による不正があったとの訴えを起こすとみられ、今後も目が離せない状況となっている。
当確報道後にビットコイン急落
バイデン氏の当選確実報道に、仮想通貨市場も敏感に反応し、ビットコイン(BTC)価格は一時1,000ドル幅の急落を記録。
現在は徐々に価格を戻し、15,000付近で推移している。
バイデン氏の勝利はビットコインに追い風?
ブルムーバーグは先月、“バイデン氏が勝利するとビットコイン(BTC)にはBTC追い風であるが、DeFi(分散型金融)にとっては逆風である”との見方を示している。
これまでトランプ政権では、仮想通貨によるリスクを懸念しており、否定的な態度を貫いてきた。
一方でバイデン陣営には仮想通貨デリバティブ取引所FTXのCEOであるSam Bankman-Fried氏が520万ドルを寄付するなど業界関係者との繋がりや、規制の透明性などの観点から関連規制や政策を改善する可能性が高まるという。
それに伴いビットコイン価格高騰やビットコインETF(上場投資信託)の承認に繋がるものとみられている。
また、最近のDeFiブームには逆風になるとの見解を示している。
ブルームバーグは、DeFiにおいてはまだしっかりとした規制が整っていないことで伸びているプロジェクトも多いことから、バイデン政権になると「民主党の掃除」によりDeFi分野の成長が止まるとみているようだ。