サトシナカモトが109億ドルのBTCを採掘し51%攻撃からブロックチェーンを保護!ホエールアラート

サトシナカモトが109億ドルのBTCを採掘し51%攻撃からブロックチェーンを保護!ホエールアラート

サトシナカモトが109億ドルのBTCを採掘し51%攻撃からブロックチェーンを保護!ホエールアラート

ビットコイン(BTC)の生みの親である謎の人物「サトシナカモト」がマイニングしたとされるブロックとビットコインの数を“正確に見積もることができた”と、ホエールアラートレポートで明らかになった。

21日のレポートによると、サトシナカモトは54,316ブロックまでに1,125,150BTCをマイニングしており、現在(21日現在)の価格は推定109億ドルであるという。

過去の調査に目に見える明確なパターンを発見

ホエールアラートは、研究者のセルジオデミアンラーナー氏が2013年に行った調査結果を分析し、各ブロックのトランザクションの異常値に目に見える明確なパターンがあることを発見した。

上の図は、ジェネシスから20,000ブロックまでの異常値を示している。

ラーナー氏は、対角線は公開されている標準ビットコインソフトウェアを使用して生成されたブロックで、垂直に近い線は、ラーナー氏がパトシと名付けたマイナーによるものであり、明確な鋸のようなパターンを作成していると説明する。

そのパターンはネットワークの誕生時から出現し、ハル・フィニー氏に送信されたビットコインを作成したブロックをマイニングしたため、パトシがサトシであることは間違いないという。

51%攻撃からブロックチェーンを護るためマイニング速度を調節か

2,000から16,000までのブロックでは、パトシによって1時間あたりに採掘されたブロックの平均数は10分あたりほぼ0.6ブロック。

0.6ブロック/ 10分を超える場合、次のPatoshiブロックのブロック時間は平均して短くなり、逆も同様であったため、この期間中のマイナーの数は大きく変動したが、パトシが平均を維持するためにブロック間の速度を調整していたことは明らかであるという。

ネットワークに参加するマイナーが増加し、51%の攻撃の可能性が低くなるにつれて、パトシの採掘活動は徐々に縮小しているほか、10分という理想的なブロック時間を人為的に保っていたとみられている。

レポートによると、パトシ=サトシであることは明らかで、サトシがマイニングオペレーションに48台のコンピューターを使用し、51%の攻撃が発生した場合に備えてネットワークを保護するためにスタンバイコンピューターがさらに待機していたと推定する。

これは、サトシがネットワークのハッシュレートの60%を制御し、ネットワークを攻撃から保護するために行われたものであり、多くのマイナーがネットワークに参加するにつれて、サトシはそれに応じて活動を調整したと考えられる。

身元不明のサトシナカモトの活動が調査によって少しずつ明らかになっているが、未だ多くの謎が残っている。