ブロックチェーン推進協会(BCCC)、日本発グローバル・ステーブルコイン発行へ!

ブロックチェーン推進協会(BCCC)、日本発グローバル・ステーブルコイン発行へ!

ブロックチェーン推進協会(BCCC)、日本発グローバル・ステーブルコイン発行へ!

23日、一般社団法人ブロックチェーン推進協会(BCCC)は、新たに「ステーブルコイン部会」を新設し、BCCC独自の仮想通貨「Zen」を日本発のグローバル・ステーブルコインとして社会実験第2フェーズ実施に向けた活動を開始することをプレリリースで発表した。

社会実験第1フェーズは2017年7月からスタートし、約半年間にわたり行われていた。

社会実験「Zen 第1フェーズ」

発表によると、円に対して為替が安定したBCCC独自の仮想通貨「Zen」を発行。Zen のシンボルは、日本円(JPY)に対して安定させるという目的から「JPYZ」。仮想通貨取引所1社「Zaif」にて 上場。

Zenの発行総額約8.5億円、BCCC加盟企業約10社が参画し実施された。その結果、Zenのボラティリティは20%以内に抑えられるなどの実験結果が出たという。

検証結果として円に対する為替を安定させる仕組みは、十分な量の Zen の買いオペレーションを 1 Zen / 1 円で入れておく方法で実現。※「十分な量」とは、発行済みの Zen の総量を指します。

第1フェーズでは現実に実現させる仕組みの設計・開発と運用試験が行われた。

社会実験 第1フェーズレポートの詳細はこちら。

社会実験「Zen 第2フェーズ」2に向けて

BCCCは「Zen 第1フェーズ」で得た知見を活かして、世界にも流通することのできるステーブルコインについての研究・検証を行い、日本発グローバル・ステーブルコイン発行の実現にを目的として、2月に「ステーブルコイン部会」を発足。

具体的には、日本円・米ドル・人民元・ユーロ・英ポンドなど主要国の法定通貨に連動したステーブルコイン(JPYZ・USDZ、CNYZ、EURZ・GBPZなど)を発行していく予定だという。

また、これらのステーブルコインを裏付け資産とした通貨バスケット型のステーブルコイン「ZENX(ZEN NEXT)」を発行する構想なども発表されている。

これはFacebookの「Libra」を意識した通貨バスケット制を採用したステーブルコインとなっており、国際取引や、アンバンクの利用を想定して実現化させる模様。

この新たな仕組みを半年を目途に策定し、その後最大30社での企業間決済を行う予定だ。