中国の習近平国家主席がブロックチェーンの採用を推進!仮想通貨市場に好影響!
25日、中国の習近平国家主席は、中国共産党中央委員会の政治局の会議にて、ブロックチェーン技術がイノベーションの中核としてのブロックチェーン技術の採用を加速するよう国に促した。と中国の新華社通信が報じた。
ブロックチェーン技術が統合的応用が新しい技術革新と産業変革において重要な役割を果たすことを強調しました。
「コアテクノロジーの独立したイノベーションの重要なブレークスルーとしてブロックチェーンを採用し、主な方向性を明確にし、投資を増やし、多くのキーテクノロジーに焦点を当て、ブロックチェーンと産業イノベーションの開発を加速しなければなりません」
またブロックチェーン分野で中国が主導的な地位に就くべきと強調した。
「基礎研究を強化し、独自のイノベーションを強化し、ブロックチェーンの新しい分野で中国が主導的な地位に就く事で、新たな産業上の優位性を獲得するよう努力する必要がある」
習近平氏が演説でブロックチェーンについて言及したのは初めてではない。2018年5月に以下のようにコメントしている。
「人工知能、量子情報、モバイル通信、モノのインターネット、ブロックチェーンに代表される新世代の技術は、画期的なアプリケーションを加速しています」
ただ、国際戦略としての発言は今回が初となるだろう。
習近平国家主席の発言を受け、ビットコインをはじめとする仮想通貨の全体市場は大幅な急騰をしていた。
26日の午前10時45分頃には一時10000ドルを突破した。これは9月21日以来の事となる。10月はビットコインの価格が8000ドル台を推移し、まだ価格が暴落すると予想もあった中、今回の発言により価格が高騰した事で仮想通貨業界では習近平国家主席を賞賛する声が上がっている。
しかし、仮想通貨に対する中国の規制には矛盾があるともいえる。2017年、中国人民銀行は国内のICOと暗号通貨取引所を禁止しました。それにもかかわらず、中国政府は中央銀行のデジタル通貨(CBDC)の発売を計画しています。
9月には中央銀行の中国人民銀行デジタル通貨研究所長の穆長春(ムー・チャンチュン)氏が、デジタル通貨は「中国の通貨の自主性と合法的地位を守るためのもの」と発言。近い将来の導入は確実との見方が広がっている。
今後も、習近平氏の発言、中国の独自のデジタル通貨やブロックチェーン技術の開発から目が離せません。