ビットコインは2021年8月に過去最高の価格に到達する:調査PanteraCapital
残すところあと5日。2020年5月12日、「ビットコインの3回目の半減期」が予定されている。
米国のブロックチェーンに注力する投資会社「PanteraCapital(パンテラ・キャピタル)」の調査では、ビットコインの歴史を辿ると「ビットコインの半減期後」平均して446日でビットコインの価格がピークに達すると主張している。
具体的にはビットコインの半減期に入る前の459日で底をつき、その後半減期に向かって上昇、半減期後の上昇は平均して446日でピークを迎えている。
ただ、現在のサイクルでは市場は実際には今回の半減期から514日前に底値を打っている。それを踏まえ、歴史が繰り返されるとしたら、ビットコインは2021年8月に過去最高の価格に到達するだろうと見解。
出典:PanteraCapital
上記のグラフからわかるように、ビットコインの価格は2012年に初めての半減期には、価格は12ドルから1,000ドルに急上昇しました。2016年のビットコインの2回目の半減期の後には1000ドル付近から19,000ドルを超え、再び1000%以上上昇しました。
この関係を2020年で推定すると、5月2日時点の1BTC価格8,988ドルをベースにした場合、3回目の半減期後のピーク時には1BTC が115,212ドルに達する計算になるという。
出典:PanteraCapital
現在のBTC価格に比べれば、滑稽かもしれない。しかし、ビットコインが上昇し、さらに急拡大する確率は「5割以上」と強調している。
そして、以前(3月頃)パンテラ・キャピタルのCEOであるダン・モアヘッド氏は新型コロナウイルスへの経済対策として世界各国の中央銀行が利下げや米連邦準備理事会(FRB)の量的緩和などで紙幣の量を増やすことに対して以下のようなコメントをしている。
「政府が紙幣の量を増やすと、株や不動産、金、仮想通貨など量が固定されたものを購入するのに必要な紙幣が増える」
とし、米ドル建のビットコインの価値が今後上がると予想した。
また、ベンチャーキャピタリストのティムドレイパーは、ビットコインが2022年または2023年の第1四半期までに250,000ドルに達する可能性があると予測。
「ビットコインは、政府や政治の気まぐれに関連するどの政治通貨よりも優れているため、ビットコインの採用が広がるでしょう」
現在、新型コロナウイルスの終息の目途が立たない状況化で3回目の半減期を迎え、これまで同様にビットコインの半減期後の歴史が繰り返されていくのか、大きな注目が集まります。