エルサルバドル政府、火山熱を活用した地熱発電マイニング施設計画!
ビットコイン(BTC)を国の法定通貨として正式に採用されることとなった中央アメリカ中部に位置するエルサルバドル共和国が、法案可決から一夜明けた10日、新たな計画を明らかにした。
同国のナジブ・ブケレ大統領は自身のツイートで、国営地熱発電所である LaGeo の社長に火山の地熱エネルギーを活用したビットコインマイニング施設の計画を指示したと伝えている。
I’ve just instructed the president of @LaGeoSV (our state-owned geothermal electric company), to put up a plan to offer facilities for #Bitcoin mining with very cheap, 100% clean, 100% renewable, 0 emissions energy from our volcanos 🌋
This is going to evolve fast! 🇸🇻 pic.twitter.com/1316DV4YwT
— Nayib Bukele 🇸🇻 (@nayibbukele) June 9, 2021
私は国営地熱発電所である LaGeo の社長に、火山エネルギーを活用した非常に安価で “100%クリーン、100%再生可能、排出物ゼロ” のビットコインマイニング施設を提供する計画を立てるよう指示しました。
これは、急速に進化していくでしょう!
ブケレ大統領が史上最大級のビットコインイベント「Bitcoin2021」でビットコインを「自国の法定通貨とする法案を提出する」と述べたのは6月5日のことだ。
そのわずか4日後の9日には大多数の支持で法案は可決し、翌日10日、今回の計画が明らかとなり、驚くべきスピードで着々とビットコインに対する準備が進められている。
環境に配慮したマイニング施設
エルサルバドルには20以上の活火山があり、地熱発電は同国にとって非常に重要なエネルギー源だ。
潜在的エルサルバドルなエネルギー量は644メガワットであるとされているが、現在発電に利用されているのは3分の1程度だという。
LaGeoは現在2つの地熱発電所を運営しているが、新たな発電施設建設の計画を進めており、新施設が稼働することになれば同国内の地熱発電量は87メガワット増加する見込みだ。
エルサルバドルが計画する環境に配慮されたマイニング施設であれば、常に問題視されているビットコインマイニングによる膨大な消費電力などの環境負荷問題が解消され、ビットコインへの見解も変化していくのではないだろうか。