トランプ大統領がコロナに感染!株式市場、ビットコイン共に急落
米国のドナルド・トランプ大統領が新型コロナウィルスに感染していたことが明らかになった。
トランプ大統領は2日、自身のツイッターで新型コロナウィルス感染症の陽性反応が出たことを明かし、ダウ先物などニューヨーク市場が暴落した。
ビットコインをはじめとした仮想通貨市場も大きく影響を受ける形となり、ツイート直後に価格の下落がみられている。
Tonight, @FLOTUS and I tested positive for COVID-19. We will begin our quarantine and recovery process immediately. We will get through this TOGETHER!
— Donald J. Trump (@realDonaldTrump) October 2, 2020
今晩、@FLOTUS(メラニア夫人)そして私は新型コロナウィルス感染症の検査で陽性でした。検疫と復旧のプロセスをすぐに開始します。私たちはこれを一緒に乗り越えます!
トランプ大統領は1日、最側近であり広報戦略などに関わるホープ・ヒックス氏が新型コロナウィルスの検査で陽性だったことを受け、メラニア夫人とともに検査を受けたことにより感染が発覚した。
現在2人の容体については、軽い症状が出ているが2人とも現時点では体調は良好で元気だと報じられている。
感染防止対策や対応に批判の声も
トランプ大統領は1日、ヒックス氏の感染を知りながらニュージャージー州で行われた選挙集会に出向いていたことが複数の米メディアの報道により明らかとなっており、対応が問題視されている。
これまでトランプ大統領はマスク着用などの感染防止策を軽視していたが、感染者の急増を受け、ようやく自らもマスクを着用するようになり、感染防止への姿勢をアピールしていた。
またトランプ政権内では、5月にペンス副大統領のミラー報道官、7月にオブライエン大統領補佐官の感染が確認されている。
1か月後に迫る11月3日の大統領選で、新型コロナウイルスへの対応が大きな争点となる中、対応や危機管理の甘さに批判が高まることは間違いない。
加えて予定されていた選挙集会の一部を取りやめるなど、選挙活動が制限されることは避けられず、再選への大きな打撃となるだろう。