HTCはBitcoinフルノード機能を備えたスマートフォン「Exodus 1s」を発表

HTCはBitcoinフルノード機能を備えたスマートフォン「Exodus 1s」を発表

HTCはBitcoinフルノード機能を備えたスマートフォン「EXODUS 1s」を発表

台湾の大手電子機器メーカー「HTC」は、昨年10月にリリースされた「Exodus 1」の後継機となるBitcoinブロックチェーンのフル機能を搭載する新型スマートフォン「Exodus 1s」を発表しました。とBitcoin Magazineが報じた

新型モデルには仮想通貨の送受信やウォレット機能だけでなく、ウェブブラウザ、メッセージ、ソーシャルメディアなどにもブロックチェーン技術が応用されるという。

「Exodus 1s」の大きな特徴はビットコインブロックチェーンのフルノードとして稼働できる事です。※フルノードとはブロックチェーンを保管し、全トランザクション・ブロックを承認する端末のことを指します。

ブロックチェーンを保存する事でユーザーは自分のデバイスを介してトランザクションを検証できるようになります。

HTCの分散チーフオフィサーであるPhil Chen(陳信生)氏は、同メディアに新型スマートフォン「Exodus 1s」は、「完全なノード機能を持つ最初のスマートフォンになる」とし、そのプロジェクトにはしばらくの期間、取り組んでいた事を明かした。

また、プロジェクトを進めていく中で最大のハードルについて以下のように語った。

「真のフルノードとして機能し、デバイス上で完全なBitcoinブロックチェーンを保持できるデバイスを開発すること」

であると述べた。そしてこの目標は達成されたと確信してるという。

HTCは第3四半期までにこのデバイスを発売する予定で、正確な価格はまだ確定していませんが、その価格は250〜300ドルの範囲であると予想されています。

また、Phil Chen氏は、発表の際に以下の様に述べている。

「ユーザーに秘密鍵を所有できるようにしたので、ユーザーが独自のフルノードを実行できるようにする為の一歩を踏み出しました。自由な世界の為のテクノロジーへのアクセスを民主化しています」

理想的には、このようなノードが存在すると、ブロックチェーンアプリケーションの動作も向上します。プレスリリースによると、追加の技術的詳細は製品の商用リリースの近くでアナウンスされるという。