北海道で爆破予告「命が惜しければビットコインを送れ」旭川など4市で

北海道で爆破予告「命が惜しければビットコインを送れ」旭川など4市で

北海道で爆破予告「命が惜しければビットコインを送れ」旭川など4市で

北海道の旭川市で、市に対しビットコインを要求し、従わなければ9月16日に市役所を爆破するという内容の予告メールが送られ、旭川市では庁舎を一時閉鎖するなど警戒を強めた。

複数の市にビットコインを要求するメール

旭川市では9月12日、ビットコインの送付を要求する次のような脅迫メールが届いていた。

「9月16日の午後2時に市役所で機関銃を乱射した後、市役所内に隠した時限爆弾を作動させる。命が惜しければ今すぐビットコインを送れ」

旭川市は16日午後、一部の出入口を封鎖し、職員が庁舎内を見回るなど警戒にあたったが、特に不審物等は見つからず、道警旭川中央署が威力業務妨害などの疑いで捜査している。

また、稚内市、網走市、歌志内市を含めた4市に加え、札幌市にも同じ内容の予告があったことが判明している。

多発する暗号資産要求の脅迫メール

北海道では7月にも空知管内の最北部に位置する沼田町の役場に、暗号資産や現金を要求し、従わない場合は爆弾を爆破させるとの予告メールが届いていた。

また、8月には、茨城県鹿嶋市、栃木県佐野市、埼玉県加須市と川越市、千葉県柏市と君津市など、関東地方の7つの自治体に対し「支払わなければ市役所を爆破する」や、「30BTC(約3,600万円)を、指定するアドレスに送金しなければ、拳銃を持った仲間を送り込み銃を乱射する」などの脅迫メールが届いたことが明らかになっている。