トルコで暗号資産法案の審議が間もなく開始か
トルコのエルドアン大統領が24日、暗号資産(仮想通貨)に関する法案が間もなく国会で審議されるとの発言を行ったとDaily Sabahが報じた。
近く法案を審議
報道によると、政府や中央銀行が懸念する投資家保護、マネーロンダリング防止(AML)、テロ資金供与(CFT)など懸念事項の多い暗号資産取引について、これを規制する法案の準備ができており、近く国会で審議される予定であるという。
今年4月に、トルコの大手暗号資産取引所であるThodexとVebitcoinが破綻したことにより、多くのユーザーの資産が凍結された事も大きな要因の一つになっていると見られている。
中央銀行も暗号資産取引については容認か
今年3月、トルコの法定通貨であるリラが15%急落したことに伴い、暗号資産需要が急増したが、9月以降も一時的にリラが40%近く下落したことなどから、暗号資産購入件数が急増し、現在も増加傾向にあるという。
トルコの中央銀行総裁であるカブジュオール氏は、国内の今後の暗号資産取引について次のように述べている。
「財務省は、暗号資産に関するより広範な規制に取り組んでおり、中央銀行はそれらを禁止するつもりはない。」