トルコリラ暴落でビットコイン検索数増加!ビットコイン需要拡大か
22日トルコ国内のビットコイン(BTC)のGoogle検索数が急増した。
これまでのトルコ国内でのビットコイン検索数は、2017年~2018年の仮想通貨バブル時に最高記録を記録していたが、今回の検索数急増はそのおよそ2倍にも上る。
エルドアン大統領が中央銀行総裁アーバル氏を解任、リラ15%下落
トルコ国内におけるビットコイン検索数急増の背景には、法定通貨であるリラの急落が原因であるとみられている。
トルコのエルドアン大統領は20日、同国の中央銀行総裁アーバル氏を更迭し、後任に元銀行員で与党議員シャハブ・カブジュオール氏を起用した。
昨年11月に総裁に就任したアーバル氏は、当時10.25%であった政策金利を主要国では最高となる19%に引き上げており市場関係者の間では高い評価を得ていた。
これがインフレ抑制に繋がり、リラは大幅な回復を見せていた。
しかし、利上げに否定的であるエルドアン大統領が、同じく利上げ否定派のカブジュオール氏を新総裁に起用したことにより、再び金融緩和へと向かうものとみられている。
また、エルドアン大統領が中銀総裁を更迭するのは過去2年の間で3回目となり、投資家からの信頼を完全に失ったようだ。
リスクヘッジとしてビットコインに
トルコ国民は今回の報道を受け、ドルやユーロへと転換する動きが加速していくものとみられている。
それに加えて、トルコでは仮想通貨に資産を逃がすことも多く、ビットコイン需要が高まったと考えられる。