ロナウジーニョ元選手が偽造パスポートで逮捕 仮想通貨詐欺に関与の疑いも
サッカー元ブラジル代表で、スペインのバルセロナFCなどで活躍したスター選手ロナウジーニョ氏が、偽造パスポート所持の疑いで滞在先の南米パラグアイ・アスンシオンで兄とともに逮捕された。
ロナウジーニョ氏は、スペインのFCバルセロナなどで中心選手として活躍し、華麗なドリブルやパスなどその独創的なプレーは日本でも人気を集め、日本のCMにも出演していました。
選手引退後多くのトラブル
ロナウジーニョ氏は引退後、派手な私生活と多くのトラブルで、現役時代に稼いだお金をほとんど使い切ってしまったとも言われている。
2009年には環境保護区に違法建築物を建設したことで、撤去と罰金の支払い命令が下されていたが、兄弟はこれに従わず、罰金額は利子も含め850万レアル(約2億2,000万円)にまで膨れ上がった。
ブラジル当局は、税金や罰金の滞納を理由に不動産を差し押さえたほか、国外逃亡を防止するため両氏のパスポートも没収していた。
複数の仮想通貨詐欺に関与の疑い
ロナウジーニョ氏が設立パートナーとされている「18kRonaldinho」について、ビットコイン裁定取引とピラミッドスキーム容疑で連邦検察局(MPF)やブラジル証券取引委員会(CVM)に苦情があり、投資商品や金融サービスを提供するLBLVとロナウジーニョ18kは、CVMから国内での事業を禁止された。
また、サッカー関係やeスポーツの支援の名目でICOによる資金調達が行われたプロジェクト「Ronaldinho SOCCER COIN(ロナウジーニョサッカーコイン)」についても、公式によるアナウンスがほとんどなく上場が延期され続け、公式サイト、twitterともに今年に入り更新されていない状態となっている。