中国、新型コロナウィルス拡散防止に「紙幣の消毒・隔離」開始!仮想通貨の需要が高まるか
16日、中国では7万人以上の感染と1700人以上の死亡者を出した「新型コロナウイルス(Covid-19)」の拡散を阻止するために、使用済み紙幣の消毒と隔離を開始しました。
銀行は中国元の紙幣を紫外線または高温で消毒し、特定の地域での発生の重症度に応じて、再循環する前に7〜14日間現金を保管するという。
中国中央銀行の副総裁であるファン・イーフェイ氏は本日、銀行は可能な限り顧客に新しい紙幣を提供するよう促されていると述べました。ファン氏によると、この措置は「現金を使用する際に公衆の安全と健康を確保する」ことを目的としている。
しかし、中央銀行の消毒作業がどの程度の影響を与えるかとは別に近年、現金よりもモバイル決済を好む中国人が増加しています。
仮想通貨コミュニティの間ではビットコイン(BTC)を使用することで、こうした問題を解決できると主張する声もあがっている。その理由としビットコインは現実のウィルスには感染しないからだ。
新型コロナウィルスとビットコインの相関性
新型コロナウイルスが猛威を振るう中、中国経済は厳しくなる一方で、2月3日の旧正月明けに中国の株式市場が再開したが、上海と深圳両市場の銘柄で構成される「CSI300指数」は9.1%下落を記録。景気後退への不安が渦巻いている。
そんななか、勢いを増しているのが仮想通貨ビットコイン。2月3日、香港での取引開始直後に一時急騰し、昨年10月以来の高値を記録している。
ビットコインはこれまでも、株式市場と逆の値動きをする存在とされており、1月に勃発したアメリカとイランの一触即発の危機も、価格を押し上げる要因の1つとなった。
今後、新型コロナウイルスの脅威がさらに高まれば、資金の安全な避難所として、さらに仮想通貨への注目が高まることが予想される。