トルコ、デジタル通貨の開発表明!2020年末までに発行予定!
トルコは中央銀行発行デジタル通貨(CBDC)の発行に向けて、2020年末までにテストを完了する予定だという。
トルコの唯一の公式ジャーナルであるResmi Gazeteが掲載した文書によって明らかとなった。
デジタル・リラは2020年の年次大統領プログラムとともに発行される計画とされており、発行の目的は以下の3つとされている。
- 金融の低コスト
- 新しい様々な投資商品の提供
- イスタンブール(首都)のグローバル金融センター化
このことから、トルコ政府はデジタル通貨発行する事により、利便性を高め、自国の不況経済を活発化させたいとの狙いがあるのでしょう。
トルコでの仮想通貨の役割
トルコでは法定通貨である「トルコリラ」が急落した際には仮想通貨取引所の取引量が増加するなど、政府や特定の組織による価値の裏付けを必要としない仮想通貨は「避難先」として活用されています。
これは、国民の多くが政府や銀行を信用できない状況を意味する。
これまではドルや円に交換しておけば価値の保全ができたが、政治的な理由でアメリカから制裁を受けている国では仮想通貨を避難先として活用しています。
トルコもアメリカから制裁を受けている国の1つとなっている。
今回のトルコでの中央銀行デジタル通貨発行計画が発表され、トルコ国民がどこまで中央銀行を信用し、デジタル通貨を利用するのかという点にも注目が集まります。
そのほかでは、中国が中央銀行主導でデジタル通貨の開発を表明しており、金融政策の促進に向けて中国政府はCBDCを活用する姿勢をみせている。
日本においては、PayPayやLINE Payなどによって徐々にキャッシュレス化が進んでいますが、実際のところクレジットカードやSuicaでほとんどの決済を行えてしまうのが現状。
また、現時点ではデジタル円の計画は行われていない。