中国、「暗号法」を可決!中国独自のデジタル通貨への大きな一歩!?
26日、第13回全国人民代表大会の常任委員会の第14回会議にて、「暗号法」が可決した事が中国メディアCCTVの報道で明らかになった。
中国の習近平国家主席が、ブロックチェーン技術の採用を加速するよう呼びかけた翌日に、この発表がなされた。
暗号法とは
「パスワードの適用と管理方法の標準化・暗号技術を用いたビジネスの促進・ネットワークと情報セキュリティの確保、パスワード管理の標準化および合法化されたレベルの改善」を目的としている。
新しく採用された暗号化方式は、「一般規則、コアパスワード、通常パスワード、商用パスワード、法的責任、補足規則」に分かれており、5つの章と44の記事があります。
「コアパスワード」と「通常パスワード」は秘密情報を保護する為に使用され、「商用パスワード」は国家機密ではない情報を保護する為のものと説明されています。
この暗号法は2020年1月1日から施行される。
そして、ここ最近で注目が集まっている「中国独自のデジタル通貨」を推進する事になる大きな一歩と考えられています。Facebook主導の仮想通貨「Libra」とも比較される「デジタル人民元」がグローバル通貨として位置付けられる可能性があるとも言われている。
中国はいまだに仮想通貨取引を禁止しており、国家デジタル通貨も未完成だが、近い将来の導入は確実との見方が広がっており、暗号法の施行日に合わせてくるかもしれません。
暗号法は、ブロックチェーン分野での競争力を高めようとする同国の取り組みにおいて重要な役割を果たす可能性をはらむ事から、今後の中国の取り組みにはさらに注目が集まっていくでしょう。