カナダ・オンタリオ州の自治体が固定資産税の支払いにビットコインの受け入れを4月から開始
28日、カナダのオンタリオ州の町イニスフィルは、固定資産税の支払いの選択肢としてビットコインの受け入れを来月4月に開始する事を発表しました。支払い方法は、トロントに拠点を置く暗号通貨取引会社Coinberry Limitedとの提携を通じて行う事が出来るという。
🗞️ News Release: Town of Innisfil First Municipality in Canada to Accept Cryptocurrency in Partnership With Coinberry: https://t.co/YatUyuC8KD @coinberryio
— Town of Innisfil (@townofinnisfil) 2019年3月28日
自治体の発表によると、イニスフィルの36,000人の居住者は来月4月にそのウェブサイトを通して仮想通貨ビットコインのみを使用して支払う事ができるという。そして今後は、他の仮想通貨支払いも追加される可能性があります。それらには、ビットコインキャッシュ(BCH)、イーサリアム(ETH)、ライトコイン(LTC)、及びリップル(XRP)が含まれます。
これらの支払いは、Coinberryの仮想通貨支払いソリューション「Coinberry Pay」によって処理されます。暗号通貨で受け取った資金は、「既存の金融規制要件への厳密な準拠に従って」処理され、即座にカナダドルに換算されます。
イニスフィル市長のリン・ドリンは次のように述べています。
仮想通貨の使用率と人気が高まっていることは間違いありません。今これに入ることによって、私達は私達の自治体が競争に先んじていることを確認できる、そして私達が本当に将来に備えて革新的な共同体であることを世界に知らしめている。
近年、仮想通貨で税金を払う事が選択肢になり始めています。昨年の11月、オハイオ州は仮想通貨支払いプロセッサのBitPayとの提携により、ビットコインでの納税を受け入れる準備を整えていることを明らかにした。
また今年2月にはカリフォルニア州の議会は大麻関連企業が法定通貨や資産と連動したステーブルコインを使って納税できる法案を提出した。