ドバイに初のBitcoin ATMが誕生
アラブ首長国連邦で最も人口の多い街であるドバイに、初のBitcoin ATMが誕生して地元の人や観光客が仮想通貨を購入する事ができるようになりました。
ドバイは住民が高価なものを好み、世界最大のショッピングモールや世界一高い建物といったランドマークを誇る都市である事を考えると、Bitcoin ATMが設置された事の意味は大きい。そして、このATMでは現金で仮想通貨を購入することができる
ジュメイラ ビーチ レジデンス 画像:Byut.com
設置場所には、おしゃれなウォーターフロント地区沿でショッピング、ダイニング、海辺の散歩が楽しめるジュメイラ ビーチ レジデンス (Jumeirah Beach Residence)の中心部にある5つ星ホテル「リクソス・プレミアム(Rixos Premium)」に設置され既に稼働しています。
We have installed a Bitcoin ATM in Dubai at the Rixos Premium Hotel in JBR, Marina. Located on the Mezzanine (M) Floor.
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— Amhora (@amhora_com) 2019年3月19日
5つ星ホテル「リクソス・プレミアム」は、ドバイアイ、ドバイマリーナモール、エミレーツモールなどの観光スポットがすぐ近くにあり、ATMが導入される機会が拡大する可能性があります。
Bitcoin ATMは最初は仮想通貨購入だけに用途が限られる。しかし、数か月以内に売却機能も追加される事が予定されている。地元の報道によれば、その間、このATM利用者は「他のプラットフォーム」からBitcoinを売却する事ができる。
しかし、今回導入されたビットコインATMはドバイ経済開発局からライセンスを取得しているが、標準的な規制ルールの一部を無視している。例えば、利用者は仮想通貨を売却する際にはエミレーツIDもしくはパスポートを取得する必要があるが、ビットコイン購入には本人確認を行う必要がない。
ドバイの仮想通貨ビジネス環境
ドバイは自国を「ブロックチェーン・ハブ」として位置づけ、公文書管理や交通、旅行産業などさまざまな分野でのブロックチェーン採用プロジェクトを立ち上げています。
ブロックチェーンを活用した技術の一つである仮想通貨に関しても既にBitcoin建てで不動産売買が成約されているなど、先進的な取り組みが話題になっています。
また、ドバイの住民は、政府が開発するブロックチェーンベースの仮想通貨「emCash」を使って、学校の費用、請求書、およびその他の一般的な支払い手段に利用できるようになる様です。この取り組みは現地企業と、ブロックチェーンの支払いプロバイダーPundi Xとの提携により進められています。