モルガン・スタンレー、投資リストにビットコイン追加を検討か
米に本拠を置く金融最大手モルガン・スタンレーの投資部門が、ビットコインへの投資を検討していることが報じられた。
資産運用部門が慎重に検討
ブルームバーグの報道によると、世界有数の投資部門で1,500億ドル規模の資産運用を行っているモルガン・スタンレー傘下のCounterpoint Global(カウンターポイント・グローバル)資産運用ユニットが、暗号資産への投資が投資家にとって有益なものであるかどうかを調査、検討しているという。
ビットコインのボラティリティの大きさや、価格変動予測の難しさ、また、支払い手段としての活用がそれほど拡大していないことなど、ビットコインに直接投資することへの懸念材料も多く、今後慎重に検討を進めていく考えだ。
大手企業や投資家が次々と参入
今回ビットコインへの投資が検討されている背景について、ここ4ヶ月でビットコイン価格が4倍程に急増したことにより、顧客の関心が高まり、デジタル資産を無視することが難しくなってきたという。
また、アラン・ハワードやポール・チューダー・ジョーンズなどを含むヘッジファンドによる注目や、マスターカード、BNYメロンなどの暗号資産業界への本格的参入、イーロン・マスク氏が率いる電気自動車メーカーのテスラによる15億ドルの投資など、企業や投資家の参入が相次いでいることも一因になっているものと思われる。