米マイアミ市、独自通貨マイアミコイン発行へ
マイアミ市のフランシス・スアレス市長が27日、独自の暗号資産(仮想通貨)MiamiCoin(マイアミコイン)を発行することを、FOXビジネスの番組内で語った。
数百万ドル規模の資金調達を視野に
マイアミコインは、お気に入りの都市をサポートしながら暗号資産を獲得するCityCoinsプロジェクトの第一弾として発行され、ブロックチェーンによって管理される。
発行されるマイアミコインは、70%がマイナーへ、残りの30%がマイアミ市へと送られるシステムとなっている。
これについてスアレス市長は、「技術製品の新しい波を生み出す」ことによって「経済の差別化」に焦点を合わせることが狙いであると語り、その経済効果について次のようにコメントしている。
「マイアミ市は、MiamiCoinの人気によって、数百万ドルを稼ぐ可能性があります。」
暗号資産先進都市を目指し
スアレス市長は以前からビットコインをはじめとする暗号資産推進派として知られ、今年2月には市職員の給与をビットコイン(BTC)で支払うことができるようにする決議案が可決された。
また、今年6月には、史上最大級のビットコインイベント「Bicoin2021」がマイアミ市で開催されており、スアレス市長は改めて暗号資産(仮想通貨)先進都市としてハイテク企業の誘致などを行い、第二のシリコンバレーとしての位置づけを目指すことを表明している。