カザフスタンでインターネット遮断!ハッシュレートが大幅に低下

カザフスタンでインターネット遮断!ハッシュレートが大幅に低下

カザフスタンでインターネット遮断!ハッシュレートが大幅に低下

ビットコインネットワークのハッシュレートの約18%を占めるカザフスタンで、インターネットが遮断されていることが分かった。

同国でのマイニングがストップしたことにより、ハッシュレートが大幅に低下したため暗号資産(仮想通貨)にも大きな影響を与えている。

激化する反政府抗議デモの影響か

カザフスタンでは自動車燃料などに使用される液化石油ガス(LPG)の価格が大幅に引き上げられたことにより、2日から国内各地で大規模な反政府抗議デモが続いている。

これを受けトカエフ大統領は4日、燃料費を元の価格に引き下げると発表したがデモは鎮静化せずカザフスタン全土に非常事態宣言が発令される事態となった。

この影響でインターネットが遮断されているものとみられているが、国内で何が起きているか詳しい現状は分かっていない。

新たなマイニング拠点となったカザフスタン

昨年中国が規制強化に乗り出しマイニングを禁止したことにより、大手マイニング企業がカザフスタンに進出したほか、マイニング機器大手カナンも同国での事業を拡大させている。

現在同国は世界2位のハッシュレートを占めており、今やビットコインマイニングにとって重要な位置づけとなっているため、今後の政府の動き次第では仮想通貨業界に与える影響は少なくないだろう。