International Game Technology PLC、暗号通貨支払い特許取得!

International Game Technology PLC、暗号通貨支払い特許取得!

International Game Technology PLC、暗号通貨支払い特許取得!

5日、イギリス・ロンドンを拠点にネバダ州ラスベガスなどに主要オフィスを構え、スロットマシンやその他のギャンブル技術を製造する多国籍ギャンブル会社のInternational Game Technology PLC(以下、IGT)は顧客がギャンブルのために暗号通貨(仮想通貨)の支払いにアクセスできるようにする特許を取得したことが明らかになった。

IGT、特許取得でキャッシュレスゲーム新時代をリードへ

米国特許商標庁の特許出願記録によるとユーザーがスマートフォンを通じてプライベートウォレットからカジノアカウントに接続されたウォレットに暗号通貨(仮想通貨)を転送する例として、ビットコイン(BTC)、ビットコインキャッシュ(BCH)、イーサリアム(ETH)での支払いが示されている。

「IGTは、暗号通貨を含む規制されたゲームの将来の方向性を見越して、業界をリードする特許ポートフォリオを強化するためにこの特許を確保した」とスポークスマンのPhilO’Shaughnessyは述べている。

同社は、システムを説明する際に現在のパンデミックに言及し、「接触が少なく、より安全な」ゲーム体験を提供すると主張し、プレーヤーはゲームプレイするために暗号通貨(仮想通貨)を現金化する必要がなくなるため、多くの人がカジノでビットコインATMを使用する必要がなりそうだ。

米ラスベガスカジノ、ビットコイン(BTC)支払需要急増へ

少し前のラスベガスカジノ界隈では、暗号資産(仮想通貨)の採用についてはごく一部のみだった。2014年、ザDラスベガスカジノホテルとゴールデンゲートホテルアンドカジノは、ショップではビットコイン(BTC)を受け入れるが、ゲームフロアでは受け入れないと発表していたが、昨年、ビットコイン(BTC)の支払いを求めているWinning Poker Networkプレーヤーの間で需要が急増し、ネットワークは毎月1億6000万ドル以上を分配していると報告した。

英国を拠点とするIGTは、かつて米国のスロットマシン市場の70%以上を支配していたが2019年の時点で、そのシェアは33.2%に縮小し、次点のScientificGamesとAristocratをまだ上回っている状況だ。

2019年に提出されたグローバルスロットマシン市場レポートによると、スロットマシン市場は今後4年間で約5.5%の複合年間成長率で成長し、2024年までに40億ドル以上に達すると予想されている。今回の特許取得がIGTにとって大きな機転になることは間違いないだろう。

 

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