Huaweiがスマートフォンにデジタル人民元用のウォレット機能を実装

Huaweiがスマートフォンにデジタル人民元用のウォレット機能を実装

Huaweiがスマートフォンにデジタル人民元用のウォレット機能を実装

Huaweiが10月30日、スマートフォンの最新機種であるHuaweiMate40シリーズのアップグレードで、デジタル人民元用のハードウェアウォレットを実装することを、中国のSNS Weiboで発表した。

スマートフォン初のデジタル人民元用ウォレットを実装

発表によると、最新機種であるHuaweiMate40シリーズのアップグレードで、デジタル人民元用のハードウェアウォレットや、デュアルオフライントランザクション機能などが実装される他、プライバシー情報の保護などセキュリティ機能が強化されるとのことだ。

これらが実装された場合、スマートフォンのウォレット内のデジタル人民元を利用し、オフラインの端末同士で相互にタッチ操作をするだけで送金や決済などのやり取りが可能となる

Huaweiの公式Weiboでは次のように述べている。

「HuaweiMate40シリーズは、デジタルRMB(人民元)ハードウェアウォレットをサポートする最初のスマートフォンであり、ハードウェアレベルのセキュリティ、制御可能な匿名保護、およびデュアルオフライントランザクションを備え、新しい安全で便利な支払いエクスペリエンスをもたらします。」

米のHuawei禁輸強化の影響

HuaweiMate40シリーズには最新のチップセット「Kirin 9000」が搭載されているが、ドナルド・トランプ米大統領によるHuaweiに対する禁輸制裁のさらなる強化により、Kirinシリーズのチップセットメーカーがファーウェイ向けの生産を9月15日以降できなくなった。

これにより現行の製品はチップセットの在庫保有分で賄われており、今後の生産にどのような影響がでるかについても注目されている。