ゴールドマン・サックス、暗号資産カストディサービス提供を検討か
米投資銀最大手ゴールドマン・サックスが、暗号資産(仮想通貨)を含むデジタル資産のカストディサービスの提供を検討している可能性があることが報じられた。
具体的な計画については近日中に明らかに
coindeskの報道によると、ゴールドマン・サックスが、デジタル資産の保管業務に関する情報提供依頼書(RFI)を発行したことが明らかになった。
一般的にRFIは、企業などが業務の発注や委託などを計画する際、必要な情報を収集するために発行され、通常はこれを元に提案依頼書(RFP)を作成し、具体的な提案と発注先の選定に移る。
ゴールドマン・サックスの匿名の情報筋によると、カストディサービスの計画については近日中に明らかになるとのことで、次のようにコメントしている。
「JPモルガンのように、私たちはデジタルカストディを検討するRFIを発行しました。私たちはデジタルカストディを幅広く調査し、次のステップが何であるかを決定しています。」
カストディサービス検討の背景
今回の背景として、サンフランシスコを拠点とするデジタル資産保管会社Anchorage(アンカレッジ)が、米通貨監督庁(OCC)から条件付きの承認を取得しており、ゴールドマン・サックスをはじめ、JPモルガン、シティグループなどの大手銀についても暗合資産の保管業務について注目しているとのことだ。
Anchorageの共同創設者兼社長のDiogo Mónica氏は今回のOCCによる条件付き承認について次のように述べている。
「この規制当局の承認により、多くの大規模でリスク回避的な機関投資家を暗号資産分野に招待できる。」