フィデリティがビットコインETFを申請!
米国の金融最大手Fidelity Investments(フィデリティ・インベストメント)は24日、米証券取引委員会(SEC)にビットコインETF(上場投資信託)の申請書類を提出した。
フェデリティ関連ファンドが財政支援を提供
SECのウェブサイトに掲載された目論見書によると、フィデリティが申請したETFは「Wise Origin Bitcoin Trust(ワイズ オリジン ビットコイン トラスト)」という名称の為替取引ファンドで、ビットコインのパフォーマンス追跡にはFidelity Bitcoin Index PRを使用するという。
フェデリティの子会社であるFDファンド・マネジメントが財政的支援を提供する計画だ。
管理者を務めるのはFidelity Service Company,Inc(FSC)、カストディはFidelity Digital Assets Services, LLCが務める。
米周辺ではビットコインETF承認の流れ
米国でのビットコインETFは、2017年以降VanEckやBitwiseなどがSECに申請していたが、度重なる延期の末「市場捜査のリスクなどの不法行為を防止する面で、法的水準を満たしていない」などの理由で非承認となっていた。
今年に入りカナダやブラジルでは仮想通貨ETFが承認されていることから、少しずつではあるが市場が成熟しているという見方が強まっているのかもしれない。
今回のフェデリティの事例の他にも、現在VanEckやNYDIGなどが審査待ちの状態だ。