エルサルバドル、ビットコイン都市構想を表明

エルサルバドル、ビットコイン都市構想を表明

エルサルバドル、ビットコイン都市構想を表明

エルサルバドルの現大統領で実業家のナジブ・ブケレ氏が20日、「ビットコインシティ」の建設と、それに伴い10億ドル(約1140億円)分のビットコイン債権を発行することを発表した。

10億ドルのビットコイン債権を発行

エルサルバドル南西部ミザータのビーチタウンで行われたビットコイン愛好家などが集うイベントで、ブケレ大統領は、東部ラ・ウニオンにビットコインシティを建設し、2022年中に10億ドル(約1140億円)分のビットコイン(BTC)債権を発行し、建設費などを賄う方針であることを発表した。

南米のシンガポールを目指し

構想では、ビットコインのロゴデザインを模した商業施設の建設や、空港、鉄道などのインフラ整備が行われ、消費税以外の税金を免除することで企業などへ投資を呼びかけていく。

債権の発行はブロックチェーン企業Blockstreamと連携して行われ、調達する10億ドルの半分はビットコインの購入に充てられる。

同社の計画では、5年以内に1BTCの価格が約1億円になると想定されているとのことだ。

エルサルバドル政府は今年6月、火山の地熱エネルギーを活用したビットコインマイニング施設の計画を発表していたが、ビットコインシティの電力供給やマイニングにおいても、「100%クリーン、100%再生可能、排出物ゼロ」を謳った同エネルギーが利用される計画だ。

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