カストディ企業がデジタル資産の秘密鍵を保護する新たなプラットフォームを発表
ブロックチェーン金融サービスおよびテクノロジー企業である「Diginex(デジネックス)」のデジタル資産保管サービス部門「Digivault(デジボールト)」が、新たなウォームカストディソリューション「Helios(ヘリオス)」を発表した。
Introducing Helios, #Digivault‘s warm #custody solution the pinnacle of permanently live #secure storage of #digitalassets. With its industry #certified design, #Helios offers secure protection of private keys & networks. Learn more: https://t.co/oogiaSRIGa#security #blockchain pic.twitter.com/7gquUbqsDd
— Diginex (@DiginexGlobal) April 16, 2020
秘密鍵を複製や盗難から保護
Heliosは、仮想通貨やトークンなどのデジタル資産の管理における秘密鍵を、オンライン上または物理的に複製や盗難から保護するプラットフォームで、複数の安全な物理サイトに分割して管理されるため、単一のサイトが協力なしにトランザクションを実行することはできない仕組みになっている。
また、同社が昨年発売したコールドストレージソリューション「Kelvin(ケルビン)」とシームレスに統合し運用されるとのこと。
最高クラスのセキュリティによる管理
Kelvinは、貴金属や貴重品における安全な保管や輸送サービスを手掛ける大手ストレージプロバイダー「Malca-Amit」の保管施設内に、WiFi /Bluetooth / NFC機能を排除した安全なデジタル資産のディープコールドストレージインフラストラクチャを提供する。
保管施設は世界各地の自由貿易地域に戦略的に分散配置されており、ダイヤモンドや金・銀などの貴金属と同等の扱いで管理される。また、英国政府が支援する「Cyber Essentials Plus」の認定など、軍用レベルの最高クラスのセキュリティで、ハッキングやスタッフの誘拐などの犯罪行為から資産を保護するとしている。
DigivaultのCEOであるRobert Cooper,氏は次のようにコメントしている。
「当社の比類のないセキュリティ対策は投資家に安心を提供し続け、この資産クラスが提供する莫大な利益を探求する投資家が増えることを願っています。」
新型コロナウイルスの蔓延による混乱の中、仮想通貨取引所や個人に対するサイバー攻撃や詐欺行為などが増加しており、このようなカストディサービスの拡大による市場の混乱の緩和にも期待したい。