CoinSharesの暗号資産ETP、新たにドイツで取り扱い開始

CoinSharesの暗号資産ETP、新たにドイツで取り扱い開始

CoinSharesの暗号資産ETP、新たにドイツで取り扱い開始

ヨーロッパ最大手デジタル資産投資会社CoinShares(コインシェアーズ)が7日、同社の暗号資産(仮想通貨)現物に裏付けられたETP(上場投資商品)を、ドイツで提供することを発表した。

ビットコイン、イーサリアム、ライトコインの3種のETP

今回ドイツで新たに取り扱いが開始される、CoinShares Physical BitcoinCoinShares Physical EthereumCoinShares Physical Litecoinの3種は、それぞれビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)、ライトコイン(LTC)現物に裏付けられるETPで、ドイツ証券取引所グループが設置する電算式株式現物取引システムXETRA(クセトラ)にクロスリストされる。これらの暗号資産ETPは既にSIXグループが運営するスイス証券取引所に上場し取引が行われている。

CoinShares の最高経営責任者である Jean-Marie Mognetti氏は次のようにコメントしている。

「市場の需要に焦点を当て、私たちは今年初めに、機関向けプラットフォームであるCoinShares Physicalを最初にスイスで、そして現在はヨーロッパで立ち上げました。このプラットフォームをドイツの大手取引所である Xetra に導入することで、ヨーロッパの機関投資家にデジタル資産へのエントリー ポイントを提供すると同時に、Nasdaq OMX 上場企業である CoinShares International の信頼性と実績の恩恵を受けることができます。」

ヨーロッパ全域に暗号資産投資へのアクセスを展開

CoinSharesの最新のレポートによると、最近の暗号資産市場の価格変動をきっかけとし、イーサリアムやアルトコイン製品を主として7400万ドルもの投資による資金の純流入が記録されているという。

CoinSharesの最高収益責任者であるFrank Spiteri氏は次のように述べている。

「1月のローンチ以後、CoinShares Physicalプラットフォームは現在、3億8000万ドル以上の資産を管理し、11ヵ国で運営されています。このクロスリストは、CoinShares Asset Management にとってもう 1 つの重要なステップであり、ヨーロッパ中の投資家がデジタル資産に簡単にアクセスできるようになります。」

同社は今後もヨーロッパを中心に暗号資産投資へのアクセスを広げていきたい考えだ。

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